ゲルの染色

ゲルの高感度蛍光染色法には、リン酸化蛋白質を特異的に検出することができるPro-Q Diamond染色法と、全ての蛋白質を非特異的に検出するためのSYPRO Ryby 染色法などがあるが、ここではSYPRO Ryby 染色法について述べる。

1.染色用のプラスチック容器に、50%メタノール/10%酢酸(タンパク質固定液)を 200ml 入れ、この中に、ガラス板から取り出したゲルを入れて30分間以上振盪する。

3. 固定液を、10%メタノール/7%酢酸に交換し、さらに30分間振盪する。

4. 液を捨て、SYPRO Ruby 染色液(ラージゲルの場合 100 ml、ミニゲルでは 50 ml 以上)を注ぎ、アルミホイルで遮光して、室温で 1.5 時間〜2時間振盪する。

5. 10%メタノール/8%酢酸中で30分間振盪して過剰の色素を除き、さらにMilli-Q水で10分程度水洗た後、レーザー励起型の蛍光スキャナー、もし くは青色ダイオード照射型のCCDカメラで蛍光画像を取り込む。(ゲルを保存する場合には7%の酢酸中で遮光をしておく)


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